●モッズ・ガール・ファッション
モッズ系ファッションの定番である、
3つボタン・スーツ(モッズ・スーツ)やパーカー(モッズ・パーカー)は男向けファッション。
モッズ・ガールのファッションには定番的なものは少なく、
自分で服を作ったり、既製の服を自分で直してたりしていたらしい。
男モノが派手でカラフルになっていくのに対し、
モッド・ガールは黒のメイクにショート・ヘア、
体のラインが目立たないゆったりしたセーターや
パンツ・ルックが好まれたというのがおもしろい傾向。
女の子は女らしく・・・といった既成のイメージの反発なんでしょう。
ところが、その後マリー・クワントによる発明「ミニ・スカート」が登場し、
いわゆるスウィンギン・ロンドンの時代を迎えることになる。
実は、50年代後半には「チェルシー・ガール」と呼ばれるお洒落な少女達の間では
既製のスカート短く直して着るのが流行っていて、
あのミニ・スカートを先駆けていたとか。
それをいち早く取り入れて
1964年に発表したのがマリー・クワントというわけだ。
そんなマリーのブティック「BAZAAR」は、キングス・ロードにあり、
休日には大行列の人気となる。
その頃には体にフィットしたセーター、ミニ・スーカートに黒のタイツ、
そしてブーツをあわせるのが定番。
また、その頃の写真で見られるシャープなショート・カットを手掛けたのが、
いわゆるカリスマ・美容師の「ヴィダル・サスーン」(男の人)です。
もちろん、あの有名なヘアケア・ブランドの起源。
ヴィダル・サスーンはマリー・クワントとタッグを組み、
その象徴があの有名なモデル、ご存知ツイッギーですね。
この時代のファッションを感じるなら、
なんといっても当時の写真が満載の洋書を見るのが一番!
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