60年代モッズ・ガイド
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ランブレッタとモッズ

●ランブレッタを生んだイノチェンティ社


ランブレッタの名称の元となったのは、ランブレッタの工場があった
ミラノのランブラーテという地名。

しかし、ランブレッタを製作したイノチェンティ社は、
元々はローマににあった鋼管メーカーの工場。
イタリアでもトップクラスに成長するに従ってミラノに移った。

LAMBRETTA

イタリアでスクーターとしてはヴェスパの方が早かったけれど、
イノチェンティ社も得意の鉄パイプ・フレームを利用して、
47年10月に最初のスクーター、ランブレッタ125Mをリリース。

しかしこの時のデザインはまだ野暮ったく、
エンジンもむき出しで洗練されていないが、
ヴェスパよりも速く燃費もいいと、
人気モデルとなった。

やはりイメージ的には、フルカバード・ボディーになった、
ランブレッタ125LCあたりから。
これは1950年に発売が開始された。

その50年代はイタリア国内ではヴェスパよりも人気が高かったという。
またイタリアではスクーター・レースが盛んで、。
イノチェンティ社はランブレッタを世界最速スクーターとして、
実際にスピード・レコードを達成し、
スポーツ・スクーターとしての認識がされた。

60年代に入っても、スクーターの人気は高く、
世界各地で好調に売れていたそうだが、時代は4輪車の時代へ転換。

イノチェンティ社もあのイギリスのミニをライセンス生産したりしたそうだ。
60年代後半は4輪車の人気が高まり、
71年にはイノチェンティ社はランブレッタの生産を終了。
その生産ラインをインドに売却した。

その後、フィアットの傘下となったようだ。



●ランブレッタとモッズ


映画「さらば青春の光」の中で、
主人公ジミーが乗っていたのが「LAMBRETTA LI」(Series 3)。

このLIシリーズは世界中でベストセラーとなったモデルです。

LAMBRETTA LI

ちなみにランブレッタにはTVというモデルもあり、
こちらはハイスペックなヴァージョン。

LIは廉価仕様で、労働者階級のモッズはこのLI系が主流。
TVモデルは憧れだったようです。

ランブレッタは現在では生産していないようだけれど、
そのブランド名は、ファッション業界にて目にするようになりました。

ランブレッタ・クロージング(LAMBRETTA CLOTHING)がそれで、
ヨーロッパではかなりの人気だとか。

ランブレッタ・クロージング


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